第3回全国高等学校ARDF競技大会
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◆第3回大会開催について 年々参加校・参加選手が増えています全国高校大会ですが今年で第3回となり、北は秋田から南は宮崎まで100名をこえる参加選手となりました。 参加校 21校 参加選手 140名(うち一般参加29名) 開催にあたっては、高文連のある大会のない学校のために、県全国各地域で開催されている一般の大会にお願いし高校大会地方予選としまして開催しました。それにより多くの学校が今大会に参加することができました。 ・東関東地方予選 ←下野の国(栃木県)大会 ・北関東地方予選 ←群馬県大会 ・関西地方予選 ←奈良県大会 ・中部地方予選 ←長野県大会 ・東日本予選 ←新潟県大会 ・南九州地方予選 ←かごっま(鹿児島県)大会 ◆分科会について 近年の3.5MHz帯競技の普及や、9月に開催される世界大会@ブルガリアに出場する選手の練習も兼ねてミニ大会としました。 ただし受信機のない選手も多いため、同時進行で144MHz帯競技の講習会も開きました。 @3.5MHz帯競技について 午後からの短い時間ですのでTXを3個による競技としました。 受信機は様々で、初心者向けのPJ-80(中国製キット)から、静岡の高校で普及している群馬の柴田さん製作の受信機までいろいろなものが見られました。 A144MHz帯競技講習会について 大会経験の少ない選手も多かったので受信機の使い方からARDF競技のルール、そして実際の大会の流れやそのノウハウ等を説明しました。また大まかな説明の後は実際の受信機操作も行いました。 3.5M競技前の説明 3.5M競技スタート前風景 講習が終わって競技を応援 ゴール風景 ◆JQ1YKM/φの運用について 今年度取得して準備会のコールサインを使って生徒による運用が行われました。特に日程には組み入れなかったのですが、それぞれに空いた時間を工夫して無線機に向かいました。 ◆開会式について 夕方到着の学校もありましたので、開会式を夕食後に行いました。 浜松湖東高校による昨年度の優勝杯返還があり、翌日の144MHz帯競技の説明の後、参加校ごとに学校紹介がありました。 JQ1YKM/φの運用風景 浜松湖東高から優勝杯返還 学校紹介 ◆144MHz帯競技について 昨年同市でReg.3大会(アジア・オーストラリア地区大会)が開催されました。せっかくの国際大会でしたので、実際に各国の代表選手が走ったエリアを生徒に体験してもらおうということとなり、このエリアをつかい、スタート・ゴールもあえて同じ施設を使いました。ただしそのままでは難易度が高すぎるため、若干の設定を変え、給水ポイントなどのヒントも加えてアレンジを加えました。 JARLの公式ルールでは4個のTXを探索することとなっていますが、ローカルルールとして5個全てを探索する設定としました。 参加人数の関係から、スタートは5〜6名づつ22組に分かれ約2時間にわたってのスタートとなりました。見通しのきかぬ山間部のエリアでほとんどの選手はバラけてしまい、まさに受信機と自分が頼りとなる大会となりました。 結果、設定者の予想以上に難易度が高く、タイムオーバーによる失格者が多くでてしまいました。 ◆高校交流会「沢登り」 毎年恒例の沢登りでした。数日前まで降り続いていた長雨で沢が増水して開催が危ぶまれていたのですが、前日からの様子でOKとなり予定通り行いました。午前中までの暑さを忘れさせてくれる涼水でした。 ◆表彰式・懇親会 まずは個人女子の部、個人男子の部、そしてエキシビションの顧問の部が発表され、それぞれに表彰状・メダルが贈られました。そして最後に学校対抗の部が発表され、今年の優勝校「総和工業高等学校」に優勝カップが贈られました。 その後は食堂に移動しての懇親会となりました。協賛の地元企業のヤスダヨーグルト提供の飲み物、コカコーラよりの清涼水が配られ、そして参加賞のスクイズボトルやクーラーボックスなどが抽選で順次配られました。 ◆これから ARDF大会としては、JARL主催の全日本大会に次ぐ規模に成長しました。参加校も名実ともに「全国」のというものとなりました。 大会の位置づけとしましては、JARLの全日本が「国体」とすれば、この全国高校大会は「インターハイ」といったものとして定着させ、更には野球の甲子園、ラグビーの花園のように「ARDFの阿賀野」となり、多くの高校生が目標とする大会として継続させていく予定です。 また大会の運営に協力して下さいました、水原アマチュア無線クラブ、ARDF新潟メンバーに感謝申し上げます。 新潟県立阿賀野高等学校 JFφFDT佐藤久 |